FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
H-002
ARタグを用いたミツバチ歩行軌跡同時追跡アルゴリズムの検討
高橋伸弥・橋本浩二・前田佐嘉志・鶴田直之・藍 浩之(福岡大)
採餌して帰巣したミツバチは,尻振りダンスと呼ばれる翅を振動させながら尻を振って歩く動きで蜜源の所在地を仲間に伝えている.しかし,このような尻振りダンスがミツバチの成長の過程でどのように形成されていくのかについては未だ明らかにされていない.著者らはこれまで,羽化後のミツバチの行動分析を自動的に行うことを目的として,羽化直後のミツバチにRFIDタグを取り付け,巣の出入り口に設置したRFID読み取り装置によって出巣・帰巣を記録すると同時に,著者らの開発した複数個体同時追跡アルゴリズムにより各個体の歩行軌跡を追跡する手法を検討してきた.本研究ではさらに,AprilTagsと呼ばれるARマーカを用いて個体識別を行うことを検討した.