FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
G-015
SVMを用いた随意性瞬目と自発性瞬目の判別
陶山真昌・高野博史・中村清実(富山県大)
私たちが日常で多用する装置として,携帯端末等におけるタッチパネルといった操作性の優れたインタフェースが挙げられる.しかし,それらは,手や指を動かすことができる状況を仮定して開発された装置であり,自由度が制限された状況下では,入力操作が困難である.そこで,本研究では,瞬き情報に着目した.瞬きを用いたインタフェースの実現には,意図的に生じる随意性瞬目と無意識に生じる自発性瞬目を判別する必要がある.本手法は,汎用のカメラから得られる目周辺領域の動画像に対して,エッジ強度による時系列波形を特徴量として算出し,多次元解析を行うことで,各瞬目の判別が可能であるかを検証した.