FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
G-010
バーチャルスライドの特徴量分布可視化‐改善‐
長瀬瑛人・高橋正信(芝浦工大)・中野雅行(湘南藤沢徳州会病院)
病理組織診断で利用されるバーチャルスライド(Whole Slide Images)において,画像解析により診断に有用な特徴量の分布を自動的に求め可視化する機能の実現を目的とする.これまで,非癌部との判別が難しい早期の肝癌の診断支援を目的として核密度や円形度などの特徴量の分布を可視化する機能を実現した.本研究では,従来は固定されていたパラメータの一部を標本あるいは処理単位(ブロック画像)ごとに自動的に最適化することで精度を改善するとともに,新たな特徴量として領域に占める核面積の割合(疑似N/C比)の算出機能を実現した.