FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
F-039
多層Canvas同期機構に基づく参加者交流型デジタルサイネージの実現
岩田 知・大囿忠親・新谷虎松(名工大)
近年,あるコミュニティ内におけるイベントで多人数が一つの画面でコンテンツを同時に閲覧する機会は多い.例えば,結婚式というイベントで,あらかじめ用意,または作成したコンテンツを表示することがある.この場合、問題点として,表示するコンテンツやその表示方法の柔軟性が低いことで,会場の状況に合わせたコンテンツの表示ができないという問題が挙げられる.本研究では,閲覧者の状態を判断し,リアルタイムなコンテンツやその表示方法の切り替えを行えるだけでなく,ネットワークを利用した画面の同期やコンテンツの送受信を行えるシステムを提唱する.これにより,先に示した問題点を持たないコンテンツの掲示を可能にするだけでなく,本来は主に主催者側が行うコンテンツの切り替えをシステム側が行ってくれることにより,主催者側の負担を減らすことができる.