FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
E-025
隠れマルコフモデルを用いた多声音楽の楽譜追跡
五十嵐巧輝・山田昌尚(National Inst. of Tech., Kushiro College)
楽譜追跡とは,演奏者が譜面上のどの部分を演奏しているかをリアルタイムに推定するものである.応用例として演奏の進行に合わせて自動で楽譜をめくる自動譜めくりや,演奏に伴奏をつける自動伴奏等の技術があげられる.一般的な楽譜追跡では,一つのパートもしくは音楽全体の楽譜追跡を扱っている.しかし,多声音楽において個別のパートごとに楽譜追跡をすることは行われていない.そこで,多声音楽を対象としてHMMを用い,個別の演奏パートごとに楽譜追跡を行う手法を検討する.