抄録
E-003
ビジネス利用に向けたロボットによる翻訳仲介システムの開発
○西尾浩一・福島伸夫・曽我和由・中村浩司・木全英明(NTTコムウェア)
発話による翻訳支援サービスがスマートフォンアプリなどで提供されている。これらのサービスは日常会話や旅行会話が対象ドメインが多く、ビジネス用途で特定業界の専門的な用語や言い回しの翻訳精度は低下する。この問題を改善するには大量のビジネス用途の
対訳を学習データセットとして準備して辞書を作成する必要があるが、利用するお客様に対訳を準備する負担がかかる。
本研究では、この負担を軽減するため、特定業界1言語のみ文章を提供してもらい、対訳をインターネットから収集する方式を考案し翻訳精度の向上を図った。また、店頭で外国人接客の翻訳支援を想定し、ロボットで通訳形式のインターフェースで実装を行った。