FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
E-002
薬と効能の関係獲得におけるニューラルネットワークの適用
鳥海 心(東京都市大)・宮﨑太郎・後藤 淳・山田一郎(NHK)・八木伸行(東京都市大)
我々はWeb上のテキストからの知識獲得の試みとして、「薬と効能」の関係を持つ名詞と節ペアを獲得する研究を進めている。このペアを獲得する過程において、テキストから抽出した連体修飾節が「薬と効能」の関係にあるか判定する必要がある。この判定にSVMを用いた従来手法では、判定性能がパラメータにより変動するための処理データに合わせたパラメータ調整を行う必要があった。この問題を解決するために、ニューラルネットワークを利用した判定を試みた。本稿では、「薬と効能」の関係抽出におけるニューラルネットワークの適用及び、SVMとの性能の比較について述べる。