FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
C-041
ExpEther NIC向けの圧縮手法SECOMPAXの実装
志村英樹・三石拓司・天野英晴(慶大)・菅 真樹・吉川隆士(NEC)
近年GPUやSSDといったPCIexpressを利用するデバイスが増えてきている。そのためEthernetを基盤としたPCIeを拡張するための仮想化技術であるExpEtherが開発された。ExpEtherはPCIeとEthernetを利用しているが、PCIeのデータ転送速度に対してEthernetのデータ転送速度が遅い。そこで、送信パケットを圧縮した後にデータを転送し、転送先でデータを伸長することでデータ転送時間を削減する。よって、Ethernetのデータ転送速度を改善する提案である。本研究では、ExpEtherのブリッジ機能を維持しつつ、SECOMPAX というbitmap 形式のデータ圧縮の圧縮に利用される手法を利用して圧縮を行い、Ethernetのバンド幅の改善を行った。