FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
C-015
粗粒度再構成可能アクセラレータCC-SOTBにおける可変パイプラインの実装とその評価
安藤尚輝・増山滉一朗・奥原 颯・天野英晴(慶大)
Cool Mega Array CUBE SOTB (CC-SOTB) は、超低電力で動作する粗粒度再構成可能アクセラレータである。大規模な組合せ回路であるProcessing Elementの8行×12列のアレイを4行ずつのステージ2つにパイプライン化する事で、より良いエネルギー効率を達成出来るというシミュレーション結果は既に得られている。しかし、各パイプラインステージ間に遅延バラつきが存在するため更なる改善の余地があると考えられた。そこで我々はパイプラインレジスタを1行毎に用意し、これをバイパスするかしないかのコンフィギュレーションデータを使ってステージの長さやパイプライン段数を任意に変更できる可変パイプラインをCC-SOTBに実装し評価することで、CC-SOTBパイプライン化の有用性を検証した。