FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
C-014
超低電力再構成可能アクセラレータCCSOTBの実装と実機評価
増山滉一朗・藤田 悠・奥原 颯・天野英晴(慶大)
Cool mega array(CMA)は,近年のウェアラブル機器やIoTに搭載するためのチップとしてsilicon on thin BOX (SOTB)プロセスを用いて開発された,低消費電力アクセラレータである.今回は三次元積層チップに搭載するために実装した,CMA-Cube-SOTB (CCSOTB)の実チップ評価について報告する.
CMAは大規模な演算素子(PE)アレイ,データ転送を管理するためのμコントローラ,およびデータメモリから構成される.CCSOTBではPEアレイサイズの拡大とウェーブパイプラインモードの実装により性能向上を,PEアレイ内リンクの最適化により消費電力の削減を行った.