FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
C-013
粗粒度再構成可能アクセラレータにおけるドメイン分割を利用したボディバイアス制御のボディバイアス電圧数の最適化
松下悠亮・奥原 颯・増山滉一朗・藤田 悠・天野英晴(慶大)
国家プロジェクトLEAP によって開発された低電力で高効率な処理を行うデバイス・SOTB(Sillcon-On-Thin Box)-CMOSではボディバイアスを制御することにより、電力と速度のトレードオフを取ることが出来る。本稿では、粗粒度再構成可能アクセラレータCool Mega Array(CMA) に、このボディバイアス制御を適用する手法に関して検討を行う。今までのCMA ではPE-Array 全体で同じボディバイアスを印加し制御してきたが、全PE に同じバイアス電圧が掛かるため細かい制御が出来なかった。そこで、ボディバイアス制御のドメイン分割を仮定し、細かい粒度での制御を行った。一方でこのドメイン分割によるボディバイアス制御を行うに際し、ボディバイアス電圧数が多くなるとオーバーヘッドが生じる。よって、どの電圧数で行えば一番効率良くリーク電力を削減できるかを求める