抄録
C-011
パーシャルリコンフィグレーションを用いた専用計算機システムの構築
○増田信之・難波慎太郎・臼倉圭亮・山形健太・山本未来呂(東理大)・角江 崇・下馬場朋禄・伊藤智義(千葉大)
近年,様々な分野で数値シミュレーションや数値解析が行われて,より正確で,より規模の大きい計算が必要とされている.この問題を解決する一つの手法として,高速な計算機システムの開発がある.我々の研究グループでは,FPGAを用いた専用計算ICを用いた高速計算機システムの構築を行ってきた.FPGAは内部回路の書き換えが自由に行えるので,回路を書き換えることで様々に数値計算に対応できる.しかしながら,回路の書き換えには,一般的には一度計算機システムの電源を切る必要がある.本研究では,パーシャルリコンフィグレーションによる回路の書き込み時間を計測し,計算機システムの変更にかかる時間を検証した.