FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
B-023
データアクセス層の品質確保に向けたSQL精査の取り組み
七澤尚資・堀野智久・遠藤 浩(日立)
リレーショナルデータベースを用いた業務アプリケーションの開発においては、業務層とデータアクセス層を分離し、SQLの設計情報管理とプログラム生成に専用ツールを利用してデータアクセス層の品質と保守性を確保している。データアクセス層の開発では、データアクセス時の性能問題や検索条件の設定不具合等を早期に検出するため、開発者がSQL設計時に内容を精査する。その際の性能確保に向けた基準や案件固有のデータ操作規則のチェックを専用ツールで自動化し、精査作業を効率化した。本稿では業務アプリケーションで実行するSQLの品質確保において、SQL設計時の精査作業をツールで効率化した取り組みを述べる。