FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
B-019
システム開発におけるユーザビリティを考慮したインタフェース設計手法
川谷公也・平山雅之・小川 優(日大)
現在,システム開発においてレイアウトに関する設計手法は確立されておらず,デザイナに一任している場合や,デザインの知識のない者が作成する場合が多い.また,予め作成したレイアウトルールを基にした場合であっても製作者が設計を行なう際,認識の違いでユーザビリティが低下する可能性が存在する.そこで,本提案ではインタフェース設計を行なう際,各画面を遷移数等でグループ化し,機能仕様書から得た機能に関する画面ごとの設置項目を,想定される使用率などを用いてユーザビリティに関する定量的な評価を行ない,その値を使用して自動的に配置や大きさを決定する.それに従って設計することで製作者の技術に依存せず,ユーザビリティの向上を図ることが出来ると考えられる.