FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
B-016
テスト環境の変更コストを削減するテストケースの生成手法
橋本裕介・酒井三四郎(静岡大)
ソフトウェアをテストする際,ハードウェア構成やネットワーク機器などのテスト環境を変更するには時間や労力がかかる.本研究ではその時間や労力を変更コストと定義し,テストにかかる変更コストを最小限に抑えることでテスト工数を削減することを目的とする.そのために貪欲法を用いてテストケースをソートする手法を考案した.単純なソート手法と貪欲法を用いたソート手法でテストケースを整列し,変更コストの合計を比較した.その結果,貪欲法ソートを用いることで最大で4割程度の変更コストを削減することができた.