抄録
B-007
DS-CUDAによるP2P機能の評価
◎伊藤一輝・成見 哲(電通大)
DS-CUDAはネットワーク上にある他のPCに接続されているGPUをGPGPUとしてシームレスに使用可能なミドルウェアであり、その中にP2P機能がある。通常、複数のGPU間でデータのやり取りをする場合、デバイスからホストを介しデータを受信し、目的のGPUへ送信するため計算に使用するGPUが多いほどデータの転送量が多くなりその分がオーバーヘッドとなり処理性能が低下する。しかし、DS-CUDAのP2P機能を使用することでGPU間同士でデータのやり取りを行わせ、ホスト側からデバイス側への転送量を削減できる。本研究では数値計算用に流体コードを題材として用いDS-CUDAによるP2P機能の有用性を評価する。