B-006
AgentSphereのためのセキュリティ機構の導入と並列処理能力の評価

◎ベサリ ディダ・蓮見建太・甲斐宗徳（成蹊大）

これまで開発してきたモバイルエージェントシステムAgentSphereではAgentSphere上に展開される並列プログラムであるエージェントがコンピュータ間を移動する能力が最大の長所となっている。しかし、これらのエージェントは環境上のどのコンピュータに対しても出入りを可能とし自らを実行させることができる。
このような過程でエージェントのプログラムによる攻撃的なアクセス（盗聴、改ざん、成りすまし等）およびエージェントへの攻撃的なアクセスが予想されるため、新たなセキュリティ対策を実装した。また、上記の対策とAgentSphereによる並列処理能力を評価するために単体サーバ上に展開されるMPIの処理能力との比較も行ったので報告する。