B-004
遠隔メモリ利用によるOut-Of-Core OpenMPプログラムの性能評価実験

◎大浦　陽・緑川博子・甲斐宗徳（成蹊大）

これまで，クラスタの遠隔ノードのメモリを，ローカルノードの主メモリ拡張として利用できる分散大容量メモリ(DLM)を開発してきた．DLMでは，OpenMPやpthreadで書かれたマルチスレッドプログラムをそのまま，主メモリを超える大規模なサイズの問題に対して実行することが可能である．本稿では，InfiniBandクラスタにおいて，１ノードから16ノードまでのノードをメモリサーバとして利用した場合や，データアクセス局所性を考慮したアルゴリズムを併用した場合など，ステンシル処理を中心に性能評価したので報告する．