A-014
劣悪な通信環境における受信信号強度の階差を探索の打ち切りに用いた発信者への駆けつけの研究

○石井和行・佐藤　直（情報セキュリティ大）

受信信号強度が変動する環境において測定地点による強度の違いから，校正やフィルタリングなしに発信者へ接近および離反の判定を重ねて探索を打切ることで受信者が発信者へ駆けつけることを検討する．本研究では，判定を重ねることで探索を打切るのに必要は判定回数の提案を行う．つまり，判定するのに保護を設ける．その回数には受信信号強度の階差を用いた動的な値とし，劣悪な通信環境にも環境に適応できることを計算機シミュレーションで検証する．その結果，保護を設けることで離反誤判定率は保護を設けない場合と比べておよそ10分の1になることが確認できた.