抄録

○児玉晴男（放送大/総研大）・鈴木一史・柳沼良知（放送大）

放送大学の講義内容に準拠したオンライン授業の形態は，テレビ授業とラジオ授業の垣根を取り払ったものになり，さらに担当教員の別な講義や類似の講義を横断して総合化をはかるコンテンツが想定できる．本稿では，放送大学教材のネット教材として，ラジオ番組のコンテンツからオンライン授業のコンテンツへの展開を指向している．放送大学のラジオ授業に着目したのは，テレビ授業からネット教材へ展開するよりも，制作経費とそれに基づく費用対効果の面から，実際性があるとの判断による．本稿は，制度面，システム面，ビジネスモデル面を考慮したオンライン授業のプラットフォームを想定したオンライン授業のコンテンツ開発例を提案する．