FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
RO-017
日常生活を想定した輝度分布センサによる家庭内行動の視覚化
高岡伸明・梶原祐輔・島川博光(立命館大)
独居高齢者見守りや電力需給平準化のため,センサによる家庭内行動認識が盛んである.認識には誰がどの行動をしたか安価に把握する手法が必要である.ただし情報の漏洩を防がなければ居住者が適用を拒む.本研究では誰がいつどの行動をしたかを安価である輝度分布センサで認識する手法を提案する.輝度分布センサは行動中の人や物体の画像から輝度分布を出力する.第三者は輝度分布を傍受してもその行動を理解できない.時系列データを等期間で逐次取得し,局所特徴を抽出する.Bag of Featuresに基づき,ある期間の行動と実施者を局所特徴により認識する.手法は生活空間内での掃除機がけ,調理関連,余暇に関して,実施者・実施時期を高精度で識別する.