FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
RO-012
マタニティ支援アプリケーションを用いた出産に対するジェンダー意識の変容期待に向けた研究
土田 栞・渡邊宏尚(釧路公大)・上川原ひろみ・斉藤 唯(釧路総合病院)・小松 望(白糠町役場)・皆月昭則(釧路公大)
周囲に相談できる人がいないこと,産科がない地方にいるなどの不安要因があり,孤独で不安なお産時期を過ごすマタニティの声が多くある.お産は女性のみのものという認識が日本では根強くあり,少子化問題の背景にあるジェンダー意識を変容させ,周囲の人々の協力やパートナーシップの構築などマタニティを思いやる環境を構築することが必要である.本研究では,マタニティの不安を軽減し,病院連絡の意思決定を支援する2種のアプリケーションを開発した.また,北海道の産科がない地域のマタニティにアプリケーションを配布し,アプリケーションの有用性を確かめるためアンケート調査を実施した.