FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
RO-008
車車間通信を用い多様な通信環境を想定した道路情報共有システム
伊藤健太・平川 剛・新井義和・柴田義孝(岩手県大)
日本は地震や土砂災害,積雪や路面凍結などによる交通障害などの災害多発国である.災害発生時には広範囲で迅速な状況把握や監視が必要であり,目的地の状況把握や目的地までの道路状況把握は重要であると考えられる.加えて,センサデータ収集技術や無線通信技術,ビッグデータなど様々な技術が発展している.本研究では,これらの技術を組み合わせ,多様な通信環境を想定した道路状況共有システムの設計,構築を行う.センサデータを用いた道路状況把握や監視,記録,車両間での情報共有,ウェブアプリケーションによる情報提供を実現する.そして,本システムの有効性を検証するため実証実験を行い,車車間通信時の機能などの性能評価を行う.