FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
RL-002
スケジューリング手法を用いた選択型コンテンツの放送型配信システムの実現と評価
藤田拓郎・後藤佑介(岡山大)
近年,ユーザが視聴したいコンテンツを複数選択して順番に視聴する選択型コンテンツを放送型で配信する研究が注目されている.選択型コンテンツの放送型配信では,配信に使用できる帯域幅や配信するコンテンツの数に応じて,ユーザはコンテンツの再生時に待ち時間が発生する.そこで,この待ち時間を短縮するスケジューリング手法がいくつか提案されているが,これまでのスケジューリング手法の評価はシミュレーション環境のみであった.本研究では,スケジューリング手法を導入可能な選択型コンテンツの放送型配信システムを実現し,実際のネットワーク環境で既存のスケジューリング手法を用いた性能評価を行った.