FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
RK-005
初出の知識に関連する教材を学習者が検索する際にWikipediaなどを活用して関連検索キーワードの提示と理解を支援するサービス
横山 誠・村上貴彦・中村太戯留・上林憲行(東京工科大)
OECDのキー・コンピテンシーなど,自ら学ぶことが世界中で求められている.一方,検索エンジンが検索可能な情報量が増え続けている.筆者は,Web全体を学習のリソースと捉え,自ら学ぶことを促進したいと考えた.しかし,学習者にとって初出の課題の場合,検索キーワードが考案できないため教材が見つけられず学習が進まない問題がある.そこで,入力したキーワードに関連するキーワードを,入力したキーワードとの関連性を表現し提示するサービスを開発し検証した.結果,サービス利用者の方が一人あたりが得た検索キーワードの種類が1.8倍,検索回数が2.2倍多くなり,所要時間が5分の4減少した,サービスの利用が学習者を自ら進んで学ばせ,学習効率を高めたことが示唆された.