FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
RJ-006
機械翻訳サービスを用いた専門知識伝達サービスの分析
鈴木 宏・菱山玲子(早大)
グローバル環境での機械翻訳サービスを用いた知識伝達コミュニケーションでは,知識が誤って伝達されるリスクが増大する.そこで本研究では,機械翻訳サービスを利用した知識伝達の正確性や効果を,利用者側の適応という側面から評価する.専門知識伝達のための実験システムを用い,異なる母語を有する知識享受者の集団パタンを構成して専門知識を教え,評価を行った.その結果,集団パタンの特性を考慮した知識伝達・共有環境を考慮することが知識伝達の正確性の確保に役立つことを明らかにした.更に,相互に関連づけられた複雑な知識や専門性の高い知識を共有するために効果的な方法をとして,機械翻訳を用いる際の伝達方法レシピを考案した.