FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
RJ-005
可視光通信を用いた歩行支援システムの構築
伊木俊介・渡邉弘貴・紀 宏俊・大柴小枝子・村田佑介・長井佑樹・山崎 洵・吉久雅人・森本一成・木谷庸二・北口紗織(京都工繊大)
現在,日本には約20万人の弱視者がおり,約70%が外出に対して消極的である.そのため,彼らが安全に外出するための環境設備が求められている.本報告では,自発光式ボラードによる可視光通信を用いて歩行支援システムを構築する.最初に,昨年の弱視者と高齢者からの意見を考慮し,歩道モデルを提案した.本システムの実現に向けて,まず,弱視者が認識しやすいボラードの発光方式について評価実験を行った.そして、弱視者が持ちやすく,使いやすい受信端末を設計した.次に,通信エリアを明らかにし,試作機を製作した.最後に,実証実験を行い,本システムの有効性を明らかにした.