FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
RJ-003
筆記行動分析に見る集団と個人のシナリオ生成プロセスと矛盾解消行動の比較
早矢仕晃章・大澤幸生(東大)
企業や組織において保有するデータの利活用や異なる領域のデータ交換から意思決定において重要な事象や傾向を発見することへの潜在的な期待が高まっている。しかし、データから得られた知見を実ビジネスに結びつけるには、様々な障壁を乗り越えなければならないことが指摘されている。本研究は、実ビジネスにおいてデータ利活用方法検討の場での利用を想定したシナリオ生成プロセスについて検討する。特に事業計画立案時の筆記行動に着目し、集団と個人のシナリオ生成プロセスの観察によって、データ利活用に関わる要素の導出過程と矛盾の解消行動について考察する。