FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
RF-008
整数計画法による変数選択を用いた店舗選択モデル
佐藤俊樹(筑波大)・高野祐一・中原孝信(専大)
本研究では、整数計画法による変数選択を用いたロジスティック回帰モデルによって、消費者の店舗選択に関する購買行動をモデル化する。そして、情報量規準に基づく変数選択を行なうことで、情報量規準による予測精度の違いとその関係性を明らかにする。数値実験では、複数店舗の購買行動を記録したスキャンパネルデータを利用して、消費者が各店舗で購入する商品の特徴から店舗選択の要因を分析し、各店舗に特有の購買行動に関して意味解釈が可能な結果を得た。また、AIC基準を利用した場合には、他の変数選択手法と予測精度を比較して、整数計画法による変数選択が有効であることを示した。