FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
RC-007
屈折数および交差数による論理回路図の視認性評価法
原 一彰・山口賢一・岩田大志(奈良高専)
自動配線を行うCADツールはその特性上,生成される配線を平面描画した場合の視認性について検討されていない.したがって,CADツールによって自動生成された回路図では,設計検証や設計変更を検証するのに十分な視認性が得られない場合がある.ここで,視認性とは,回路図で表現された論理回路の構造の理解のし易さをいう.そこで本稿では,定性的な見やすさをもつ回路図を描画するために,論理回路の視認性を,配線の交差数および屈折数を用いて数学的に定義した.提案した視認性の定義によって,見やすい回路図を定量的に評価できる.