FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
RC-001
カスタム計算機におけるメモリレイアウト最適化のためのチューニングツールの開発
新垣 誠・喜屋武克樹・平井裕介・仲宗根宏貴・長名保範(琉球大)
FPGAをはじめとするカスタム計算機による科学技術計算などの大規模計算の高速化が注目されているが、現在のところ、これらの計算機もマイクロプロセッサ同様にSDRAMをオフチップメモリとして使用するのが一般的である。マイクロプロセッサではキャッシュを用いてメモリアクセスを高速化するのが一般的だが、FPGAにキャッシュを載せるのは回路面積などの面から現実的ではない。そのため、メモリレイアウトとアクセスパターンを詳細に検討することが限られたメモリバンド幅を有効に使う上で重要となる。本研究では、これを検討するためのサイクルレベルのシミュレータの開発とその結果について述べる。