FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
O-059
知識の取得と実問題への適応の比較を用いた農作業における理解度推定
仁井内淳・島吉翔太・梶原祐輔・島川博光(立命館大)
農業従事者の後継者不足が問題となっており,新規就農者の獲得と定着率向上が急務である.新規就農者が挫折する理由として,農業には農地や天候の状況に依存する作業が多く,新規就農者が独学で多様な状況への適応知識を習得することが難しいことが挙げられる.そこで本研究では,新規就農者が正しい農業知識を習得することを支援する.Webにて農作業を学んだ新規就農者に圃場で農作業を実践させる.作業の実施様態を定量的に収集し,熟練者の模範作業との差異を算出する.その差異をWebでの注目点と比較することにより,新規就農者の知識習得における思い違いを推定する.正しい農業知識の習得の支援により,新規就農者の定着を図る.