FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
O-046
パターン認識とGMD復号法を利用した難読QRコードの高精度認識アルゴリズムの設計と実装
古本啓祐・草薙祥広・森井昌克(神戸大)
現在,QRコードは様々な用途で使用されているが,その中にはノイズの付加などが原因で従来のデコードシステムでは対応できない場面が存在する.QRコードの読み取りに失敗する主な原因として,QRコード特有の形状を取得できずに位置検出に失敗することが挙げられる.また,規定された誤り訂正能力以上のノイズが付加し,復号に失敗する場合も存在する.本稿ではパターン認識を利用したQRコードの位置検出精度の向上,ならびにGMD復号法を利用した誤り訂正能力の向上を実現する高精度認識アルゴリズムを設計し,ノイズを付加した難読QRコードに対して評価を行い,その有効性を示す.