FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
O-045
見通しが悪い交差点で交通事故の危険を回避するシステムの開発
上妻健人・小坂敏文(東京高専)
交差点における交通事故の大きな原因は,見通しが悪く相手の発見が遅れることである.本研究では,交差点における交通事故の危険を回避することを目的とした,危険表示装置の開発に取り組んでいる.本研究での危険表示装置は,従来の車載型の安全運転支援システムとは違い,カーブミラーに設置し車載器を搭載していない車両でも使えるものを想定している.危険表示装置のシステムは,カメラで車両から見えない死角の映像を撮影し,その映像をリアルタイムで動体検出して歩行者,車両の情報を取得し,必要な場合に警報を表示するとしている.本稿では危険表示装置の提案と,必要な技術である動体検出の検証実験の結果について報告する.