FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
O-043
実用化を指向した低コスト高性能なポータブルディジタルホログラフィック顕微鏡の開発
佐野麻理恵・糸井淳一・遠藤 優・白木厚司・下馬場朋禄・角江 崇・伊藤智義(千葉大)
高性能な顕微鏡の要素として,高分解能,広い視野領域,三次元的観察が挙げられる.これらすべてを満たす顕微鏡の一つが,ディジタルホログラフィック顕微鏡(DHM : Digital Holographic Microscopy)である.DHMは,1枚の画像に三次元情報を記録するというホログラフィの技術を導入することで,これらの要素をすべて満たすことができる.
しかしながら,一般的なDHMは,光学系の構築に多額の費用がかかり,規模も大きくなるため,フィールドワークや開発途上国などへの導入が困難である.そこで,本研究では,小型・低費用かつ高性能なDHMを開発した.