FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
O-037
スマートグラスを用いた車いす利用者のための道案内システムの提案
鈴木貴大・吉田博哉(神戸情報大)
近年,高齢者や身体不自由者における移動の利便性向上を目的に,バリアフリーの整備が進められている.これらの整備状況は,バリアフリーマップによって利用者へ伝達しているものの,バリアフリーか否かの情報を収集してマップに反映する作業は,膨大な作業時間を要する.そこで本研究では,車いす利用者に焦点を当て,勾配や段差といった移動の妨げとなる箇所をスマートフォンに内蔵されているセンサで判定し, Web上で共有することで,バリア情報を自動的に蓄積する仕組みを考案した.そして,これらの情報を用いて,最適な道を探索し,スマートグラス上に提示する道案内システムを提案する.