FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
O-036
NFC歌留多を用いた熱中症予防見守りシステムの開発とその応用
日野景太・都築伸二(愛媛大)・兼久信次郎(日本Androidの会)・山田芳郎(愛媛大)
筆者らは環境情報をモニタリングするクラウドシステムを構築しており、その応用例として熱中症予防見守りシステムの製作を行った.8bitマイコンのArduinoにて室温および湿度を計測し,熱中症の可能性がある場合は赤外線リモコンを用いて空調機器などの家電機器を制御するようにした.また,WiFiモジュールを用いてこれらの情報をクラウドサーバやスマートフォンに送信し、介護者に通知できるようにした.スマートフォンのアプリの起動には筆者らが別途開発した「NFC歌留多」と呼ぶ仕組みを用いることで、操作の簡略化を実現した.このNFC歌留多の応用例として、訪問介護サービス事業者向けの作業日報報告システムも開発したので、その結果についても報告する.