FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
O-024
被災がれき量推定に向けた画像解析を利用した倒壊建造物の自動抽出
利根川凜・飯塚博幸・山本雅人(北大)・古川正志(北海道情報大)・大内 東(東北大)
大規模な建造物の倒壊を含む災害時,被災地への交通手段が途絶える等が原因で被災状況を把握できないことが問題となっている.しかし,現状では被災地の範囲が大規模になるほど,被害状況の把握,被災がれき量の推定を短時間で行うことは困難な問題となる.本研究は,東日本大震災での震災前,および,震災後の被災地の航空写真から画像特徴量を抽出し,両者の比較から,各建造物の倒壊を推定する.また,各建造物について,東日本大震災後に復興支援団体が調査した実際の被害調査結果と比較し,正当性の評価,および,考察を行う.