FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
O-009
ARを応用した現場作業支援システムのプラント運転作業への応用
瀧 隼人・坪倉徹哉・浦野雄大(日立)
水処理プラントのO&M(Operation & Maintenance)業務において,運転作業時のヒューマンエラーの低減と実施作業の合理化手法として拡張現実を検討している。本研究ではプラントオペレーション時の運転支援を目的として,画像特徴点を使用したマーカレスによる位置合わせ手法を用いたシステムの開発,および実用化を目指したシステムの改良を行った。タブレット端末等の画面を入出力デバイスとして使用し,操作対象となる場所をテンプレート画像から切り出してトラッキングする事で,作業画面に操作対象と作業手順をリアルタイムに視覚的に重畳表示できる機能を作成した。実務者による実証と評価,および導入効果の検証から,本手法の有効性を確認できた。