FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
O-008
画像による旅行地推薦における目的の具体化と未知の嗜好の取り入れ
加藤桃子・安井顕誠・島川博光(立命館大)
旅行をしたいと思う人は,自らの旅行の目的やそれを満たすための手段の嗜好に合致した旅行地を探す.また,彼らはその情報を短時間でより手間のかからない方法で探したいと思っている.本論文では,ユーザ自身も未知な旅行への要求を具体化する手法を提案する.本手法では,画像を用いてユーザの旅行の目的や旅行の嗜好を推定する.そして,そのユーザの旅行の目的や旅行の嗜好を,既存の旅行地検索エンジンへのキーワードとして用い,旅行地を推薦する.本手法を用いて実験したところ,被験者の約64%が本手法を用いて推薦した旅行地に満足した.また,本手法を用いた被験者全員が通常の手法に比べて短時間で旅行地を決定することができた.