FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
O-001
輝度分布センサを用いた高齢者のIADLにおける丁寧さ判定
島吉翔太・岡村 瞬・梶原祐輔・島川博光(立命館大)
少子高齢化の進行により介護職員の不足が問題となっている.独居高齢者が要介護状態に陥ることを防止するために生活意欲を維持する必要がある.そのため,本稿では日常生活の乱れを検知する手法を提案する.本手法では,プライバシーを守るために輝度分布センサを用いる.輝度分布センサから得られる輝度を用いて機械学習することで生活行動を識別する.識別された生活行動について,人の体幹における動作方法の違いから生活行動の丁寧さを判定するモデルを作成する.評価実験は,掃除,調理,食器洗いといった3つの生活行動について実施した.識別結果のF値はそれぞれ0.975,0.912,0.927となり丁寧さを判定するモデルの当てはまり度合いは0.599となった.