
抄録
N-015
地域研究史資料を対象とした時空間的特徴の抽出と場面の構造化
○山田太造(東大)
本研究では,地域研究に関する史資料,特にフィールドノートを対象とし,そこに記述されている場面の時空間的特徴を,テキストマイニング手法を用いることで,定性的ではなく定量的に表現・解析する手法の確立を目指している.特に,テキストから各場面を特徴付ける用語とともに地名・日付を抽出し,各場面に対する定量的解析可能なデータ表現を行った.フィールドノート内に出現する用語のうち,文章の文脈に依存した形式でのルールを作成し,このルールが適用される用語が地名であるかどうかの判定をSVMを用いて行った.