FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
N-006
スマートフォンの利用実態に基づくセキュリティリスク要因に関する一考察
半井明大・浦川順平・澤谷雪子・松中隆志・山田 明・窪田 歩(KDDI研)
近年、スマートフォンの普及に伴いその利用時の被害が増加傾向にある。背景として、アプリ入手時のセキュリティへの配慮不足や不用意な設定変更というような行動がセキュリティリスク要因として考えられる。本調査では、リスク要因と考えられる行動の実態を明らかにすることを目的として、アプリの入手方法や、ルート化・脱獄などの高度な設定変更等のセキュリティに係わる行動に関するアンケートを実施した。その結果、アプリ入手においてセキュリティに係わる項目の確認が不十分な実態や、ルート化・脱獄等のリスク要因となる事項に係る知識に性年代差が存在することが明らかになった。