抄録

◎加藤立真・間　博人・市川　燿・松井健人・三木光範（同志社大）

近年，HMDの商用化により拡張現実に触れるシーンが増えてきた．今後は多数の仮想オブジェクトと実空間オブジェクトの連携を取り入れたサービスの普及が期待される．しかし，連携構築には各オブジェクトに対応した知識が必要となり，それらを接続する作業も困難であると考えられる．そこで，拡張現実における仮想オブジェクトを利用した直観的な操作により，仮想オブジェクトと実空間オブジェクトの連携を構築する手法を提案する．本研究ではHMDとモーションセンサデバイスを用いて仮想オブジェクトと実空間の照明やスピーカーなどを連動させるシステムを構築し，拡張現実におけるオブジェクト連携を用いた空間制御システムの基本的検討を行う．