FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
M-035
赤外線温度センサを用いたウエアラブル熱中症対策手法の一検討
川瀬瑞貴・野中直樹・中下 岬・横田知樹・岩井将行(電機大)
近年、問題となっている熱中症は個人差や測定方法が確立されていないために、急激に症状が変化することがある。また、熱中症の眩暈や、吐き気の症状だけでなく、眩暈からくる転倒事故等の2次症状も十分に起こる可能性があり、最悪、死に至る可能性もある。熱中症が起こり得る環境を示す指数の一つとしてWBGT指数が存在する。しかしながら3種類の外気温度の測定が求められる上に、個人差を考慮することができない。そのため我々は、肌に密着していなくても皮膚の表面温度を測ることができる赤外線温度センサを用いることで、小型で計測しやすいウエラブルデバイスを開発し、熱中症を未然に防ぐことアラートシステムを開発したことを報告する。