FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
M-033
トピックモデルに基づく人行動分析技術
八田俊之・三輪祥太郎(三菱)
従来の人行動モデルは、設計者による対象行動の定義と、対象行動のラベル付き行動データの学習によって構築されていた。しかし、対象行動の定義とラベリングには時間がかかり、また対象行動の定義自体が困難な場合もある。このため、対象行動の事前定義が不要な人行動モデル構築技術が必要とされていた。本研究では、トピックモデルにより大量のセンサデータ群から事前定義を行うことなく人行動モデルを構築する技術を開発した。本開発技術を、日常生活中の様々な行動から収集した加速度データベースに適用した結果、個々の被験者に依らない行動要素(行動を表現する空間の基底)を抽出できた。また、同時取得した映像データとの比較の結果、行動要素は有意な運動状態(足踏み・着地状態等)と対応することが分かった。