FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
M-032
鑑賞行動モデル構築に向けた美術館アプリケーションの実装
村松真帆・牛場千乃(静岡県大)・泰井 良(静岡県立美術館)・渡邉貴之(静岡県大)
多くの博物館や美術館では音声ガイド端末の貸し出しにより、作品の解説を聴くことのできる鑑賞支援システムが提供されている。近年、この音声ガイドなどの鑑賞支援の機能を専用のスマートフォンアプリで提供している博物館・美術館も増加している。特に、スマートフォンの各種センサーを利用して鑑賞者の位置情報を観測し、その位置情報に適したガイドを提供する試みも始まっている。さらに、鑑賞者への作品推薦などを実現するためには、鑑賞行動モデルの構築が必要である。本研究では、静岡県立美術館のロダン館を対象として、iBeaconを用いた鑑賞者の位置情報を取得する美術館アプリケーションを実装し、評価実験を行うことで鑑賞行動モデル構築のための検討課題を明らかにする。