FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
M-026
WakeLockとAlarmの観察による無操作状態の消費電力の増加の原因となるアプリケーションの推定
栗原 駿・福田翔貴(工学院大)・小柳文乃(お茶の水女子大)・窪田 歩・半井明大(KDDI研)・小口正人(お茶の水女子大)・山口実靖(工学院大)
Androidスマートフォンには,ユーザが操作していない時間帯にもアプリケーションが動作する仕組みが備わっており,無操作状態でも電力が消費される.本研究では無操作状態におけるAndroid端末の電力消費に着目し,無操作時消費電力を大きく増加させるアプリケーションの推定方法について考察する.具体的には,アプリケーションごとのWakeLock回数,Alarmの設定や起動の回数を観察し,これにより無操作時消費電力を大きく増加させるアプリケーションを推定する手法を提案する.そして,性能評価により提案手法の有効性を検証する.