抄録

◎細川了史（千葉工大）・青木　満（東京エネシス）・久保田稔（千葉工大）

人の動きの情報を活用したサービスへの適用を狙いとして，赤外線センサを用いて屋内で移動体（人）の動線（動き）を推定する方式について提案する．複数のセンサ群を用いることで，移動体の進行方向の情報を取得し，移動体の移動経路，向かっている目的地の推定を行う． XBee モジュールを用いたセンサノードを使い，通信周期を短くすることでリアルタイムな推定処理を可能としている．プロトタイプの試作と動作の確認を行った．この結果に基づき，推定精度を向上させるためのセンサノードの配置の最適化，進行方向と目的地の推定の精度について示す．