FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
M-010
Wi-Fiの電界強度情報とその方向依存性を考慮した屋内位置推定手法の研究:アクセスポイント数による影響
今宮秀晴・横田孝義(鳥取大)
 無線LANを用いた位置推定アルゴリズムにおいて,端末が受信する方向によってはユーザが電波をさえぎる遮蔽物となり、壁や床等からの反射や散乱など多様な状況の変化によって電界強度は変動する。この影響により位置推定結果は不安定なものになる。このような様々な受信状況の中でもユーザ端末方向の依存性を考慮した研究例はまだ少ない.そこで,本研究では電界強度の測定時の端末の方向を8方位に分割して電界強度のデータを取得し,データベースを構築する.次に,作成したデータベースとユーザの端末の電界強度情報からベイズ推定を用いて位置推定アルゴリズムを検討した.また,データベースに用いるアクセスポイント数を変更し調査した.